それでもボクはやってない

○あらすじ○
フリーターの金子は、満員電車に乗った際、女子中学生に
痴漢として現行犯逮捕される。
(ちなみに映画ではそのシーンは映らない)
刑事も弁護士にも罪を認めて、罰金をはらって出て行ったほうが得だと言われるが
一貫して、無実を訴える。

友人や、理解ある弁護士、同じく痴漢冤罪で裁判中のサラリーマンと一緒に
無罪判決を得るべき、戦う。


○感想○
これは、多くの人に見てほしい映画だと思った。
だけれども、友人・恋人と一緒に行くべきではないと思う。
一人でじっくり見たほうがよい。
それに何より、いい映画だけれども後味は非常に悪いので
映画を見た後にすぐに気分を変えられないと
苛々したまま、会話をしなくてはならないはめになる。


いつ、自分の身に降りかかってもおかしくないと思う。
こういう冤罪は。
そういう点で、まず現実感がある。



取調べのシーンや、調書も、リアリティがあったと思う。
調書について、弁護士が金子に説明するシーンでは、
思わず、苦笑してしまった。