桐野夏生 東京島
- 作者: 桐野夏生
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2008/05
- メディア: 単行本
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清子は隆(夫)と一緒に南の島に漂着してしまった。
そこは無人島だった。
そして、その後、与那国から逃げ出してきたフリーター一行と
中国人一行もこの島に辿り着く。
彼らはここをトウキョウ島と名付けた。
この島に清子は女性ただ一人だった。
隆は、やがて死に、二番目の夫となった春日部も死ぬ。
船を造った中国人と逃げることにするが、結局また島に漂着してしまう。
○感想○
生活の描写がリアルで気持ち悪くなった。
桐野さんお得意の悪意が見事に描かれている。
グロテスクには負けるけど。
いつもグロテスクのような衝撃を期待して彼女の作品を読んでいるのだけれど
ここんとこ、はずれているなあ。