奪取 真保裕一

奪取(下) (講談社文庫)

奪取(下) (講談社文庫)

○あらすじにもならないあらすじ○
道朗はやくざから借りた雅人の借金を返すために、銀行のATMを狙う。
それは、ATMの金を奪うためだけでなく、紙幣識別機を奪い、
それを解明するためであった。

ここまでは成功するが、組の連中に捕まってしまう。
しかし、突然乗り込んできた爺さんのおかげで、道朗は逃げ切れる。

この爺さんは、偽札つくりを夢としている。
道朗と同じである。

この爺さんの昔の仲間サチオと共に、道朗は名前も顔も変え、
偽札つくりに邁進していく。


○感想○
ぶっちゃけ、途中で偽札つくりの薀蓄に飽きてきてしまった。
最初はふんふんと読んでいられたのだけれどね。
それらを抜かして読んでいたら、大分早くに読みきれた。
最後にしてやられてしまうところが良い。
面白かった。