発明マニア 米原万里
- 作者: 米原万里
- 出版社/メーカー: 毎日新聞社
- 発売日: 2007/03
- メディア: 単行本
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○内容紹介にもならない内容あらすじ○
サンデー毎日に連載していたものをまとめたもの。
米原さんが考えるちょっとした発明IDEAで、世界をよくしようー。
というコンセプト。
○感想○
米原さんの本は8割がた読んでいる。
彼女はこうしたちょっとした とんち的発明を考えるのが上手いなあと思う。
本当に、世界、そしてすっかり衆愚となってしまった日本国民を憂いている。
私も、普段は自分の私生活のUPDOWNばかりに気をとられているけど、
よくよく考えたら、今の日本政府の施策の失敗に もっと注目し
怒りをもたなければいけないのだ。
だいたい、私が好きな旅行が、円安のせいであまりいけないのは
小泉元総理(と経団連の連中)が日本を世界に叩き売ったからであって
それに甘んじていてはいけないのだ。うん。
株価があがって、景気がよくなったからみたいなこと言ってるけど
結局株もってるのなんて外国人であって、
しかもそいつらは日本に納税するわけでもないし
社員に還元すべきなのに、目先の利益に目がくらんで
100年先の日本を考えない経営陣というは、全くもう!
と怒りが沸々・・・。
だからといって、私が日本をどうにかできるわけでもなく。
今の自民に怒りを覚えても、だからといって民主を支持できるわけもないし。
宗教団体政党にも、本当に政権をとる気があるのかどうかわからん政党も勘弁だ。
責難は成事に非ずとは言っても、
代替案を出すというのは非常に難しい。
でもまあ、選挙にでもたまには行くか。
とここまで考えてしまうような 米原さんの本であった。
ということで、選挙の投票所の前に、彼女のエッセイをいくつか置いておくのはどうであろうかね。
→私の発明。