発明マニア 米原万里

発明マニア

発明マニア

○内容紹介にもならない内容あらすじ○
サンデー毎日に連載していたものをまとめたもの。
米原さんが考えるちょっとした発明IDEAで、世界をよくしようー。

というコンセプト。

○感想○
米原さんの本は8割がた読んでいる。
彼女はこうしたちょっとした とんち的発明を考えるのが上手いなあと思う。

本当に、世界、そしてすっかり衆愚となってしまった日本国民を憂いている。


私も、普段は自分の私生活のUPDOWNばかりに気をとられているけど、
よくよく考えたら、今の日本政府の施策の失敗に もっと注目し
怒りをもたなければいけないのだ。

だいたい、私が好きな旅行が、円安のせいであまりいけないのは
小泉元総理(と経団連の連中)が日本を世界に叩き売ったからであって
それに甘んじていてはいけないのだ。うん。


株価があがって、景気がよくなったからみたいなこと言ってるけど
結局株もってるのなんて外国人であって、
しかもそいつらは日本に納税するわけでもないし
社員に還元すべきなのに、目先の利益に目がくらんで
100年先の日本を考えない経営陣というは、全くもう!
と怒りが沸々・・・。


だからといって、私が日本をどうにかできるわけでもなく。
今の自民に怒りを覚えても、だからといって民主を支持できるわけもないし。
宗教団体政党にも、本当に政権をとる気があるのかどうかわからん政党も勘弁だ。


責難は成事に非ずとは言っても、
代替案を出すというのは非常に難しい。


でもまあ、選挙にでもたまには行くか。


とここまで考えてしまうような 米原さんの本であった。



ということで、選挙の投票所の前に、彼女のエッセイをいくつか置いておくのはどうであろうかね。
→私の発明。