嘘つきアーニャの真っ赤な真実 (角川文庫)作者: 米原万里出版社/メーカー: 角川学芸出版発売日: 2004/06/25メディア: 文庫購入: 27人 クリック: 141回この商品を含むブログ (188件) を見る

ノンフィクション。
面白かった。非常に。


東欧のことが中心で、地図を開きながら、場所を確認しつつ読んだ。
でも、私が持っている地図帳は中学入学時にもらったもので
それはまだ、チェコスロバキアは一緒の国で、
ユーゴスラビアもまだ分裂してない頃のものだった。


今まで一緒に仲良く暮らしてたのに、ちょっと外国に突っつかれただけで
戦争が起こるという現実。
民族を意識しすぎるとろくなことないな。と思った。
セルビアを爆撃してるのだって、何の疑問も持たずにテレビのニュース見てたけど
そんな自分が怖いと思った。
しっかり情報操作の影響受けてるよ、自分・・・。




日本人はアイデンティティ失いすぎだと思うけど。
まあ、島国だから、意識する必要性もなかったんだろうね。特に。


ギリシアに結局帰らなかったリッツア。
ルーマニアを捨てた(としかおもえない)アーニャ
父親が最後のボスニアの大統領になったムスリムのヤースナ


読んで損はない一冊だと思います。
___________________

脂肪のかたまり (岩波文庫)

脂肪のかたまり (岩波文庫)

_____________________
Teen Age

Teen Age