桐野夏生

ジオラマ (新潮文庫)

ジオラマ (新潮文庫)

短編集。
この人、こういう作品も書くのかあと驚いた。
『井出川さんについて』が一番、気に入った。
人って言うのは、本当に、自分の目線だけで他人を評価している。
そして見えてる面が全てだと思っている。
何でかな?
『グロテスク』のときも、強く疑問に思ったのだけれどね。
あー『寄生獣』にも、そういうくだりがあった。
夢の中にミギーが出てくる場面で。

多分、もっとこのことをテーマやモチーフETCに作品を書いてる人はいるんだろうな。
上記の作品もそれだけがメインテーマじゃなかったけど。




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I'm sorry,mama.

I'm sorry,mama.

起承転結でいうなら、起承転で終わってしまった感じ。
読みが足りないのかもしれないけど、何度も読みたいとも思えない。

『グロテスク』(私が最初に出会った桐野作品)のような衝撃を味わいたいのだが・・・
まだ全作読んでないし、諦めるのはまだ早いかな。

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プレーンソング (中公文庫)

プレーンソング (中公文庫)

いつ事件が起こるのかなと思っていたら、何も起きず。
文章も読みにくく、正直、読むの辛かった。
私好みではない。