カルチェ・ラタン

カルチェ・ラタン (集英社文庫)

カルチェ・ラタン (集英社文庫)

お勧めされたので読んでみた。
自分ではこういう小難しそうなのは選ばないので、有難い。
キリスト教や世界史についてある程度の知識がないと面白くないのではないかと思う。
どこまで佐藤賢一氏の想像で、どこから史実なのかわからなかった。(読解力が無いのか、知識が単に不足しているのか。)
私はミッションスクール(カトリック)で過ごしていたので
ある程度は多分、信者でないわりにはキリスト教に知識があるほうだと思う。
その知識がこの本の内容を少しは理解しやすくしてくれたように思う。
どこで何が役に立つか分からない。
物語中盤までまるでヒーローだったマギステルが最後では
あまり活躍してくれなかったのが少し物悲しかった。