朝がまたくるから
- 作者: 羅川真里茂
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2010/04/19
- メディア: コミック
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短編が3編入っている。
前科がある男性を好きになってしまう話。
年下男性(女装趣味)とカメラマンの話。
虐待されていた双子と男性の逃避行の話。
特に3作目は最後まで読むとまた最初から確認のために
読み返さずにはいられない。
この人はどうしてこういう話がうまいんだろう。
人生の大半を漫画家として過ごしていると思うのに。
すべてこうした話が経験に基づくものではなく、想像からくるものなのだとしたら
本当にその創造力は素晴らしいものだと思う。
彼女の作品『赤ちゃんと僕』は、今でも私は読み返しては泣いてしまう。
そのうち春美ちゃんの年齢に追い付いてしまうと思うと怖いが。
読み始めた時は拓也と同い年くらいだったはずなのに。
閑話休題。
このマンガを読んでる間ずっと私の頭の中のBGMは
DCTの 朝がまた来る だった。
作者も少し 意識してこのタイトルをつけたのかなあと思った。