メトロに乗って

地下鉄に乗って (講談社文庫)

地下鉄に乗って (講談社文庫)

○あらすじにもならないあらすじ○
小沼真次は、小沼産業の創始者佐吉の次男である。
だが、会社にはかかわらず、下着の営業をしている。
兄が父と喧嘩をして、メトロで自殺をしたのが主原因となって、
高卒後、家を出たからだ。


物語は、真次が、兄も通っていた学校の同窓会に出るところから始まる。
同窓会後、真次は赤坂見附駅で書道の教師だった野平と会い、今日が兄の命日だったことを思い出す。
そして、赤坂見附から永田町へ行く途中で、何故か過去にタイムスリップしてしまう。
それは、兄が自殺する日であった。


○感想○
すっごく面白かった。途中までは。
最後にみち子が消えてしまうのが、納得いかなかった。

父との確執系の本は、苦手だ。